宇宙・科学による夢づくり事業 特別企画「太陽と『ひので』展」

イベント情報・投影情報について

イベント等の自粛要請を受けて、通常と異なるイベント・投影スケジュールでの運用を行う場合や、休館などの対応が取られている場合があります。最新情報は各館のウェブサイト等を必ずご確認ください。

我々人類だけでなく、地球上のほとんどの生き物にとって、生きていくために必要な「太陽」。とても身近でありながら、普段意識することのない太陽について、太陽観測衛星「ひので」による最新の観測結果を交え、どのような天体なのか、観測の歴史や、観測衛星そのものについてなどをパネルや映像、模型で多角的に紹介します。

■特別展示

期 間:2016年1月23日(土)~1月31日(日) 9:30~17:00

場 所:B2 特別展示室

対 象:どなたでも

入場料:無料(入館料別途)

【太陽観測衛星「ひので」とは】

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、「ひのとり」「ようこう」に続く日本で 3番目の太陽観測衛星です。日・米・英3国の国際協力で開発された、可視光とX線および極紫外線の3種類の望遠鏡を搭載しています。

「ひので」は2006年9月23日に、M-Vロケット7号機により打ち上げられました。

太陽大気(太陽表面からコロナまで)で起こるさまざまな爆発現象や加熱現象を観測し、宇宙プラズマの素過程や太陽・地球間宇宙環境を制御する仕組みを調べることをミッションとし、これまで、可視光・磁場望遠鏡(SOT)の 0.2-0.3秒角の解像度と精密な偏光磁場観測をはじめ、太陽物理研究に大きな進展をもたらす観測を実現しています。得られたデータは世界中の科学者、関係機関に公開されています。

■ミニトーク「太陽を知ろう~JAXAの研究者に聞いてみよう~」

太陽観測衛星「ひので」の最新観測結果をJAXAの若手研究者がわかりやすく説明します。

日 時:2016年1月24日(日)、30日(土)

    10:00~10:45、13:30~14:15 各回約45分

場 所:B2 特別展示室ミニトークスペース

定 員:各回40名(先着順)

対 象:小学生以上

参加費:無料(入館料別途)

参加方法:参加希望者は直接会場にお越しください。

【松本 琢磨 研究員プロフィール】

1981年生まれ。2010年京都大学大学院博士課程修了。名古屋大学・理論宇宙物理学研究室で4年間研究を行った後、 現在はJAXA・宇宙科学研究所でプロジェクト研究員として従事している。

スーパーコンピュータを用いた数値シミュレーションを行い、太陽大気の加熱現象や太陽からの質量損失について研究を行っている。

【石川 真之介 研究員プロフィール】

1982年生まれ。2010年東京大学大学院博士課程修了。

カリフォルニア大学バークレー校、国立天文台で研究を行った後、現在はJAXA宇宙科学研究所研究員。

ロケット、気球、衛星に搭載する宇宙観測機器の開発と、ロケットや衛星による観測データを用いた、太陽フレアなどの高エネルギー現象の研究を行っている。 また、『まんが量子力学』(講談社)等のまんがで科学の解説を行う本の出版も行っている。

■特別講演「太陽を知ろうスペシャル~太陽観測衛星『ひので』とともに~」

JAXA宇宙科学研究所 清水敏文准教授を招き、太陽観測衛星「ひので」の性能や目的、観測の結果わかった最新の太陽の姿などをお話しいただきます。

日 時:2016年1月31日(日)15:30~16:30

場 所:1F宇宙劇場(プラネタリウム)

定 員:240名

対 象:小学生と保護者

参加費:無料(入館料別途)

申込方法:HPの「お申込みフォーム」または往復はがき(はまぎん こども宇宙科学館「太陽と『ひので』展」特別講演)係宛)にて事前申込。4名様まで同時申込可。

以下の必要事項を明記してください。


 1.講演タイトル 2.保護者(代表者)の〒住所    3.参加者全員の氏名・ふりがな・学年(年齢) 4.電話番号


締 切:1月17日(日)必着

※抽選結果は当落に関わらずご連絡いたします。

※ご参加には「当選通知」が必要となります。前日までに当落のご連絡がない場合は恐れ入りますが、当館までご連絡ください。

※必要事項に記入漏れがあった場合のお申込みは無効となります。

※消えるボールペンでご記入のお申込みは無効となります。

※往復はがきの返信面に代表者宛先の住所・氏名を必ずご記入ください。

【清水 敏文 先生プロフィール】

JAXA宇宙科学研究所准教授および「ひので」プロジェクトマネージャー、博士(理学)。1966年長野県生まれ。

名古屋大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修了。国立天文台助手・主任研究員を経て、2005年より現職。専門は太陽物理学で、コロナ活動・加熱における太陽磁場の役割の研究を行い、またその研究に必要な飛翔体に搭載される観測望遠鏡や衛星の開発にも取り組む。

「宇宙・科学による夢づくり事業」とは

宇宙・科学の不思議にふれることで、次代を担う多くの子ども・若者に夢や希望を与えるとともに、関心を持った子どもの探究心を深め、専門家への道を歩むような人材の輩出につなげることを目的とし、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携し、横浜こども科学館において、夢のある、魅力的な教室事業や企画展を実施する事業です。

協力:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

後援:JAXA宇宙教育センター、横浜市小学校理科研究会