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秋の夜空は、明るい星が少なくちょっと寂しい気がします。しかし、空の透明度があがり、天体望遠鏡での観察に最も適した時期です。 頭上を見上げると、少し暗い星が四つ並んで大きな四角形を作っています。これは、天馬ペガススの姿をあらわしたペガスス座の胴の部分で、「秋の四辺形」と呼ばれています。この「秋の四辺形」は、ほぼ東西南北に向いているので星空の方向を知るのに便利です。 「秋の四辺形」から東(左)になだらかなカーブを作っているのはアンドロメダ座です。アンドロメダ座には、有名なアンドロメダ大銀河M31があります。このアンドロメダ大銀河は、私たちの太陽系を含む星の大集団「銀河系」の最も近くにある銀河です。そして、北(上)側にはカシオペア座、ケフェウス座があります。また、南(下)にはみずがめ座、みなみのうお座があります。 みなみのうお座には、「南のひとつ星」とよばれるフォーマルハウトが輝いています。明るい星がほとんどない秋の夜空の中で、唯一の1等星です。 フォーマルハウトの西(右)には、今年地球に大接近した火星が赤く輝いています。7月31日の最接近時には-2.8等級の明るさがありましたが、11月に入って-0.6等級まで明るさが落ちています。 秋の夜長、善兵衛ランドで星座の観察をしませんか?