「EHTメンバーが語る、ブラックホール撮影の舞台裏」アストロノミー・パブ9月

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国立天文台企画サロン アストロノミー・パブ9月 第153回

「EHTメンバーが語る、ブラックホール撮影の舞台裏」

【講座趣旨】

 アストロノミー・パブは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。

【講座概要】

 2019年4月、これまで人類が見たことのなかった「ブラックホールの影」の写真が初めて公表されました。この成果は、国際プロジェクトであるイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)の観測によって達成されたもので、世界各国の200名を超える研究者が協力して世界6か所8台の電波望遠鏡を使って地球サイズの「瞳」を合成して得られたものです。
 今回の講座では、同プロジェクトのメンバーである講師2名が、この写真がどのように得られたのか、また今回の成果がどのような意義を持つのかなどを、研究の舞台裏も含めてわかりやすく解説します。

日程2019年9月21日 土曜日
時間:午後6時30分~8時30分
定員:40人(定員を超えた場合は抽選です)
参加費:3,000円(飲食代を含みます)
※飲食を伴う講座ですので、9月20日(金)以降のキャンセルは返金できません。
会場:三鷹ネットワーク大学(東京都三鷹市下連雀3-24-3三鷹駅前協同ビル3階)
申込方法:三鷹ネットワーク大学ホームページよりお申し込みください。
       https://www.mitaka-univ.org/kouza/B1953100
※三鷹ネットワーク大学を初めてご利用の方は、まず受講者登録(無料)が必要です。
募集期間:8月6日(火)午前9時30分 ~ 27日(火)午後5時
結果発送:8月29日(木)予定 ※申し込みされた全員の方に発送します。

【ゲスト】

本間 希樹さん(国立天文台 水沢VLBI観測所 教授)
 1971年、アメリカ合衆国テキサス州生まれ、神奈川県育ち。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士(理学)の学位を取得。現在、国立天文台水沢VLBI観測所教授。
 専門は、超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に、銀河系の構造研究と、巨大ブラックホールの研究。現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT (Event Horizon Telescope) プロジェクトに日本側責任者として参加し、先日公開されたM87中心部の巨大ブラックホールの影の撮影成功に貢献した。

【ゲスト】

永井 洋さん(国立天文台 アルマプロジェクト 特任准教授)
 1979年、神奈川県生まれ。博士(理学)。専門は電波天文学で、巨大質量ブラックホールから噴出する相対論的ジェットの研究を行う。総合研究大学院大学で学位取得後、2007年国立天文台研究員、10年宇宙科学研究所招聘職員を経て、11年5月より国立天文台アルマプロジェクトに着任。アルマ東アジア地域センターにて、アルマの科学運用、ユーザーのサポート業務に携わる。アルマの偏波観測機能の立ち上げを牽引し、18年に国立天文台台長賞を受賞。イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)のメンバーとして、ブラックホールシャドウの可視化にも貢献。日本酒、イタリアワインをこよなく愛する。

【ホスト】

梅本 智文さん(国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 助教)
 1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれ、その質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わっている。2009~12年にNHK教育テレビ高校講座・地学の講師も務めた。好きな飲み物は地ビール。海外出張時には地元のビールを好んで飲む。

【問い合わせ】

特定非営利活動法人 三鷹ネットワーク大学推進機構
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-24-3三鷹駅前協同ビル3階 JR三鷹駅南口徒歩2分
TEL:0422-40-0313
FAX:0422-40-0314
開館時間:火~土/09:30~21:30(入館は21:00まで)、日/09:30~17:00
休館日:月曜・祝日