場所
開催日
平成28年3月10日(木)~4月24日(日)開催
八王子隕石は江戸時代の文化14年11月22日(1817年12月29日)に江戸の上空を西へ飛んで、多くの人々に目撃され、八王子を中心として付近に隕石の雨を降らせました。落下の様子は、当時の人々が書いた日記、随筆などに多く記載されています。その記載から隕石落下の様子や人々の驚き、幕府の対応などを紹介します。
その後、大量に降った隕石は失われました。昭和時代になって、京都の古文書の中に「八王子隕石の事」と書かれた包みが発見され、わずか0.2gの隕石のカケラが入っていたのです。あちこちに落ちた隕石は、その後どうなってしまったのか?
一方、小惑星へ行き、岩石のサンプルを採取して地球へ持ち帰るプロジェクトが小惑星探査機はやぶさ、はやぶさ2です。はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワの岩石サンプルは分析され、隕石と同様の成分であることがわかっています。
太陽系ができた頃-約46億年前に形成され、太陽系の始原的な物質を持つ小惑星と地球に落ちてきた隕石との関係や、研究者によるイトカワの岩石サンプルの分析結果なども紹介します。
開催期間
平成28年3月10日(木)~4月24日(日)
平日 12時~17時、
土・日曜・祝日・3月26日(土)~4月5日(火) 10時~17時
(休館日 3月14日、22日、23日、4月11日、18日)
会場 コニカミノルタサイエンスドーム(こども科学館)1階
入館料 大人 200円、4歳~中学生 100円
◆展示構成◆
①隕石とは何か
太陽系内の小惑星が起源である隕石について紹介し、隕石の種類などを解説します。国立極地研究所(立川市)が所有する、南極で採取された隕石などを展示。
②八王子隕石 日本に落下した隕石で、5番目に古い記録
国立科学博物館が保管する八王子隕石と八王子隕石文書を展示。 (国立科学博物館では非公開)
③古文書に記された八王子隕石
様々な古文書の記載から八王子隕石落下の様子を明らかにします。当時の人々の日記、随筆の記載から隕石落下時の様子や人々の驚きの様子や隕石落下にまつわる流言飛語などを紹介します。 また、地元の名主から江戸の代官への届出書(写真)や幕府内での上役への届出書(写真)を展示し、隕石が幕府へ届けられた経過を追い、幕府天文方が調査した報告書(写真)を展示します。
④小惑星探査機はやぶさ プロジェクトの概要と成果の紹介
小惑星探査機はやぶさ 1/8模型、小惑星イトカワ 1/1000模型の展示 イトカワの岩石サンプルの分析結果の紹介
◆八王子市郷土資料館で企画展◆
八王子隕石文書の公開(郷土資料館)4月3日(日)~5月8日(日)
八王子隕石の記載がある桑都日記、石川日記のほか 郷土資料館所蔵の天文関係(彗星のスケッチ、天文図など)の古文書を展示・解説
◆特別講演会◆
①「太陽系にまだ未知の惑星はあるのか?」
講師 国立天文台副台長 渡部潤一教授
日時 4月24日(日) 14時~16時
会場 クリエイトホール(八王子市東町5-6)5階ホール
申し込み 電話でコニカミノルタサイエンスドームへ
電話 042-624-3311
◆講座◆
①古文書から発見された八王子隕石(こども科学館 森)
講師 コニカミノルタサイエンスドーム 森 融
日時 4月23日(土) 14時~16時
会場 コニカミノルタサイエンスドーム
(八王子市大横町9-13)
申し込み不要、当日会場へ
②八王子隕石の古文書を読む
講師 八王子郷土資料館 加藤学芸員
日時 4月10日(日)、4月30日(土)
14時~15時30分
会場 郷土資料館(八王子市上野町33)
申し込み 電話で八王子市郷土資料館(042-622-8339)
③ミニ宇宙講座
隕石を見て、触って、知ろう
講師 コニカミノルタサイエンスドーム小岩科学指導員
日時 3月21日(月祝)、4月24日(日)
11時30分~、13時30分~、15時00分~
(各回30分)
会場 コニカミノルタサイエンスドーム
申し込み不要、当日会場へ