公開講演会「宇宙のはしご・宇宙の花火」

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宇宙に浮かぶ星や銀河までの距離は、どうやって測るのでしょうか。天体までの距離を知ることは、天文学の基礎となるもっとも大事な研究のひとつであり、常に天文学の最先端のテーマでもあります。

天文学では、天体までの距離に応じて異なる距離の測り方がありますが、近くの天体までの距離の測り方からより遠くの天体までの距離の測り方を順々につなげていくことで、非常に遠くにある天体でも距離を測れるのです。一段一段先に距離を伸ばしていくこの方法論は「宇宙のはしご」と呼ばれます。

この「はしご」の段のひとつが、Ia型超新星を用いた距離の測定です。2011年のノーベル物理学賞は、この方法を用いて宇宙の加速的膨張を発見した研究グループに与えられました。「宇宙の花火」とも言える この壮絶な爆発現象から、いったいなにがわかるのでしょうか。

本講演会では「宇宙のはしご」「宇宙の花火」それぞれの研究において世界をリードする北京大学 Kavli Institute のR. de Grijs教授とカリフォルニア工科大学の S. Kulkarni教授をお招きし、宇宙の構造と進化についての最先端の研究をわかりやすく解説していただきます。

 日 時: 2015年6月29日(月) 19:00-20:30 (18:30開場)
 場 所: 東京大学 伊藤国際学術センター
      伊藤謝恩ホール(地下2階, 赤門のすぐ隣!)
 講 師: 土居 守(東京大学 教授)
      Richard de Grijs (北京大学 Kavli Institute 教授)
      Shrinivas R. Kulkarni (カリフォルニア工科大学 教授)
 参加費: 無料
 申 込: 下記のURLからお申し込み下さい(先着順、定員200名)
      http://stella.astron.s.u-tokyo.ac.jp/CDSchool/public/
      当日席に空きがある場合は事前受付無しでもご参加頂けますが、事前申し込みを行った先着100名様には記念品をお渡し致します。
 通 訳: 当日は通訳を介し、日本語で講演をお聞き頂けます。