日本天文学会春季年会・公開講演会

イベント情報・投影情報について

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テ ー マ
「埼玉発天空行 地上と宇宙をつなぐ天文学の歴史」
日  時
2013年3 月24日(日)13時半~17 時( 開場:13時)
場  所
埼玉大学 全学講義棟1 号館301 講義室
対  象
どなたでも参加できます。途中入退場可能です。
概  要
埼玉県には、理化学研究所や旧国立天文台堂平観測所など、長く日本の天文学を支えてきた研究施設があります。これらの研究施設や大学が積み上げてきた観測天文学研究の歴史や、現在の大型望遠鏡/衛星のプロジェクト、そこで明らかになってきたさまざまな宇宙の謎を紹介いたします。
一つ目の講演では、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションなどに装置を乗せ、大気圏を抜けて宇宙空間から見えてきた、ブラックホールや超新星の残骸、中性子星の姿に、埼玉県和光市に本拠地をもつ理化学研究所が推進してきた研究のお話を交えて、理化学研究所でもご活躍されている東京大学の牧島一夫先生にご紹介いただきます。
二つ目の講演では、秩父地方にある堂平観測所(現 堂平天文台 星と緑の創造センター)からハワイのすばる望遠鏡、そして次世代超大型望遠鏡(TMT) へと日本における光赤外線天文学の進展、そこから見えてきた宇宙の描像と、今後についてのお話を、堂平観測所で研究を始められた広島大学の川端弘治先生にご講演いただきます。
そして最後の講演では、南米アタカマ砂漠でサブミリ波観測を開始したアルマ電波望遠鏡による最新画像とともに、宇宙における古代史の謎について、埼玉県ご出身の東京大学の河野孝太郎先生にお話しいただきます。
埼玉から、世界各地そして宇宙から迫る最新の宇宙の姿について、ぜひお楽しみください。
内  容
講演1 :「宇宙空間から宇宙を見る」 牧島一夫(東京大学 教授 / 理化学研究所 グループディレクター)
講演2 :「さいたまから、そしてハワイから宇宙を見る」 川端弘治(広島大学 准教授)
講演3 :「南米アタカマから宇宙を見る」 河野孝太郎(東京大学 教授)
申  込
事前の参加申し込みは不要。参加費無料です。ただし、定員400 名を超える場合には、入場制限をかける場合もあります。
問い合わせ
asj2013loc@heal.phy.saitama-u.ac.jp (@マークを半角に)