場所
開催日
国立天文台企画サロン アストロノミー・パブ5月 第150回
「歌舞伎と宇宙」
【講座趣旨】
アストロノミー・パブは、市民と専門家との間の相互コミュニケーションを目的とした、サイエンス・カフェの天文版です。ホストとゲストによる「トークタイム」、その後は講師や参加者同士と自由に対話を楽しむ立食形式の「パブタイム」です。普段から疑問に思っている事や自分のアイデアを、講師や参加者同士で楽しく語り合いましょう。
【講座概要】
歌舞伎は、今から400年以上前の江戸時代に発祥し、当時の言葉・衣装・演出が、幾多の危機を乗り越えて現代に伝わっている、世界でも稀有な演劇です。作者も演者も観客も庶民ですから、歌舞伎が表現するのは江戸庶民の見た世界観(=世間)です。
そんな歌舞伎の世界観の中から、1)江戸の昼夜、2)歌舞伎の電磁気学、3)歌舞伎の月、4)歌舞伎の星、5)歌舞伎役者の宇宙愛、の五つをテーマに、歌舞伎と宇宙についてお話しする予定です。
日程:2019年5月18日 土曜日
時間:午後6時30分~8時30分
定員:25人(定員を超えた場合は抽選です)
参加費:3,000円(飲食代を含みます)
※飲食を伴う講座ですので、5月17日(金)以降のキャンセルは返金できません。
会場:三鷹ネットワーク大学(東京都三鷹市下連雀3-24-3三鷹駅前協同ビル3階)
申込方法:三鷹ネットワーク大学ホームページよりお申し込みください。
https://www.mitaka-univ.org/kouza/A1951500
※三鷹ネットワーク大学を初めてご利用の方は、まず受講者登録(無料)が必要です。
申込受付期間:4月9日(火)午前9時30分 ~ 26日(火)午後5時
結果発送:4月25日(木)予定 ※申し込みされた全員の方に発送します。
【ゲスト】
早野 龍五さん(東京大学 名誉教授)
1952年岐阜県大垣市出身。79年東京大学大学院理学系研究科修了、理学博士。高エネルギー物理学研究所助教授、東京大学助教授を経て、97年東京大学大学院理学系研究科教授、2017年より東京大学名誉教授。
世界最大の加速器を擁するスイスのCERN研究所(欧州合同原子核研究機関)にて、1997年から2018年まで反物質研究の国際チームのリーダーを務める。また、11年3月以降、福島第一原子力発電所事故に関して、Twitterから現状分析と情報発信を行う。
新潮文庫「知ろうとすること。」を糸井重里氏と共著し、科学的に考える力の大切さを提唱。反物質の研究により2008年仁科記念賞、第62回中日文化賞など受賞。
現在は、才能教育研究会(スズキ・メソード)会長、㈱ほぼ日サイエンスフェロー、放射線影響研究所評議員、国際物理オリンピック2022協会理事などを兼務。昨年夏より「ほぼ日の学校 Hayano歌舞伎ゼミ」を主宰。
【ホスト】
梅本 智文さん(国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 助教)
1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれ、その質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山45m電波望遠鏡を用いて、私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わっている。2009~12年にNHK教育テレビ高校講座・地学の講師も務めた。好きな飲み物は地ビール。海外出張時には地元のビールを好んで飲む。