春の星座と木星観察会

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春の星座と木星観察会 春の夜空を見上げると、頭の真上から少し北の方向に、七つの星が「ひしゃく」の形を描いているのが見えます。これは、「北斗七星」といわれるおおぐま座のおしりから尻尾にあたる部分です。北極星を探す目印になる星の並びとして有名です。そして、その弓なりにそりかえったひしゃくの柄のカーブを、そのまま下に伸ばしていくと、黄色く光る明るい星、「うしかい座」の1等星、「アークトゥルス」があります。さらにカーブを先に延ばすと、青白く輝く「おとめ座」の1等星「スピカ」にたどり着きます。北斗七星からスピカまでの大きなカーブを、「春の大曲線」とよんでいます。そして、うしかい座のアークトゥルスとおとめ座のスピカにしし座のお尻のところにある2等星、デネボラを結んでできる大きな三角形を「春の大三角」とよびます。 2017年の春に、おとめ座のスピカと並んでいた木星は、東隣りのてんびん座に移動しています。木星は、太陽に近いほうから5番目にある惑星で、太陽系の惑星の中で最も大きく、質量(重さ)も太陽系で1番です。木星はとても明るく見えますので、容易に見つけることができます。 春の星座と木星を大型望遠鏡で観察しませんか。